2024年1月1日、能登半島で、近年希な規模のM7.6巨大地震が発生した。

 気象庁 石川・震度7地震を「令和6年能登半島地震」と命名 今後1週間程度は震度7程度の地震に注意 1/1(月)
 https://news.yahoo.co.jp/articles/e256ead6a6f72ae7b56fea03d8f3e5d5f5cf2f97

 この地震の前兆を私は把握し、12月29日頃、友人たちに伝えていた。
 友人の M. Suzuki氏がツイッターに書いてくれたとのことだが、ツイッターを永久凍結されている私は、昨年から、ログイン・アクセスさえできなくなっている。

 前兆として考えられるのは、私の電波状況報告掲示板に清瀬コスモスさんが十数年にわたってガンマ線定点観測レポートを出してくれているのだが、これが突然、大きなマイナス収束を表示すると、強い地震が起きることが分かっている。
 おおむねマイナス10%の表示があると、大きな地震が48時間以内程度で起きやすい。
 火山噴火の場合は、十日くらい遅れることもある。
 https://tokaiama.bbs.fc2.com/

 2024/01/01 ガンマ線  - コスモス@清瀬市
17:51:05
16:21の12から10分間で 計 155 -22.5%
近く(国内・周辺)に大きめの可能性・・

17:01の10から10分間で 計 164 -18.0%
近く(国内・周辺)に大きめの可能性・・

2023/12/29 ガンマ線  - コスモス@清瀬市
19:40:22 (計測中) 強いマイナス 17:28の10から10分間で 計 157 -21.5%
近く(国内・周辺)に大きめの可能性・・

2023/12/03 ガンマ線  - コスモス@清瀬市
20:24:56
_(計測中) 強いマイナス
17:27の12から10分間で 計 143 -28.5%

 以上が、コスモスさんによる定点観測の非常に強い異常データ。
 とりわけ12月3日のマイナス28.5% は、観測十数年で最大のデータだった。
 ところが、これが対応する地震や噴火が現れなかった。私は、これが実は能登地震の最初の前兆として現れたと考えている。29日前だ。

 次に、昨日の巨大地震の直前前兆として、4日前の12月29日に、マイナス21.5%が現れている。地震前兆として4日というタイムラグが非常に重要であることが分かっている。地震雲も4日前に出現する確率が、もっとも高い。
 この日、空は地震雲(帯雲)に覆われていたが、真上に近い非常に珍しい位置に、あまりにも大量に出ていたので、規模や震源地に関する情報が読み取れなかった。

 だが、29日、私の家は、谷間地形にあるため基本的にテレビの受信ができず、希にテレビ朝日が受信できるのだが、この日は、なんと全チャンネルが鮮明に受信できたのだ。
 これは上空にもの凄く強い電離層が出現していることを意味する。アマチュア無線家もびっっくりしたことだろう。たぶん、国内の直接派の届かない不感地帯である、200K~800K圏と自由に交信できたのではないだろうか? 阪神大震災前と同じだ。

 私も驚いて、ただちに、清瀬コスモスさんと、東京の鈴木優彰さん、東大阪の高井さんに電話連絡した。電話も、極めて鮮明に通話できた。
 「これほどの電離層だと大地震の可能性がある」と、興奮して伝えた。鈴木さんは、ツイッターに書いてくれたそうだが、私は確認できない。

 それから、電磁波前兆はいったん収束したのだが、1日ころ、今度は電波がまるで受信できない、デリンジャー現象に似たブラックアウトが起きていた。微弱電波であるインターネット、Wi-Fiの電波がブロックされて、ネットが硬直したように停止し、まるで動かないのだ。
 これにも驚いて、高井さんに緊急電話し、今日、大地震が起きる可能性があると伝えた。高井さんも、これに同意した。
 そして夕方、能登でM7.6というまれに見る巨大地震が発生した。

 さらに、追い打ちをかけるように、コスモスさんのデータが、昨日、マイナス22.5%を記録した。
 これは、巨大余震か別の本震が、今日にも起きる可能性があることを示していると私は考える。
 もしも、このブログを読んでいる被災地の方がいれば、今日明日、再びとてつもない地震が起きる可能性があることに留意されたい。

 地震の詳細については、テレビで報道されている以外の情報は持ち合わせていないが、私は能登の巨大地震について、過去に何度も警告するブログをアップしていた。

  日本海能登沖M6.1地震について 2021年09月30日
  http://hirukawamura.livedoor.blog/archives/5843957.html

 能登半島の恐ろしい異変 2022年04月23日
 http://hirukawamura.livedoor.blog/archives/5918175.html

 巨大地震連鎖が始まったかもしれない 2023年05月06日
 http://hirukawamura.livedoor.blog/archives/6034884.html

 ここで、本当に書きたかったことは、20年も前から琉球大学木村政昭氏が、台湾に発して中央構造線~野島断層~淀川~琵琶湖~福井北国街道~能登半島~佐渡島~奥尻島~樺太に抜ける、サンアンドレアス断層に匹敵する地球上最大級の巨大断層が存在していることを主張してきた。
 http://kimuramasaaki.sakura.ne.jp/site2/2016/05/22/1389/

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 (今回、なぜかクロームとエッジは、表示を停止させてしまった。フォックス、スレイプナーだけ見える)

  木村政昭氏(琉球大名誉教授)による「日本列島断層論」は、なぜ無視されているのか? 2021年01月17日
 http://hirukawamura.livedoor.blog/archives/5827397.html

 M7.6などという巨大地震は、普通の断層上で起きるわけではない。中央構造線やフォッサマグナに近い派生断層で起きるものであって、この地震の規模が巨大断層であることを疑わしめるものだ。
 もの凄い規模の地殻変動の核心部分であることを、この地震の規模や経緯が示している。

 そもそも、中央構造線に典型的に現れているように、この種の巨大断層は、地表に地形上の特異地帯を形成するものだ。
 例えば、四国の吉野川、紀伊の紀ノ川などだ。断層に沿って巨大な地溝帯が生成されているのが普通だ。
 数十万年の断層活動の累積によって、地表に地溝が現れてくるのである。
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 阪神大震災によって、中央構造線が、淡路島で分岐し、野島断層となって北上し、淀川(地溝帯による大河川)、琵琶湖(地溝帯による湖)を経由して北国街道に入り、東尋坊から能登方面に向かう巨大断層の存在が浮き彫りになってきた。
 さらに、能登半島と佐渡島には、明瞭な巨大地溝帯地形が存在している。
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